アーユルヴェーダ的、消化後の味とは
アーユルヴェーダ的、消化後の味とは
ん?消化後?って味あるの?と、講義を受けた私は今だに理解のしがたい話なのですが、アーユルヴェーダ的には消化後の味を、VIPAKA(ヴィーパーカ)と定義しています。食材にも同様にVIPAKAが存在し、分析項目としても大事な指標になります。
確かに、考えてみると、風邪や胃腸の不調により嘔吐した場合、変な味がします。 食べたものそのままの味であれば、それほどまでに不快感がないようにも思いますが、消化中もしくは消化後に胃酸や何からと混ざって味が変化しているということを考えると、確かに消化後の味は存在しますね(どうやって調べたかは謎です)。
少し前に味覚のお話しをしましたが、VIPAKAは、
- 甘味
- 酸味
- 辛味
この3種類です。 そして、
VIPAKA(消化後の味) | 味 |
---|---|
甘味 | 甘味、塩味 |
酸味 | 酸味 |
辛味 | 辛味、苦味、渋味 |
このように、VIPAKA(消化後の味)は、塩味は甘味へ、苦味と渋味は辛味へと変化されているようです。 糖尿病という病気の治療では、糖分の摂取を控えるだけでなく、塩分も控えるようにと言われるますが、それはこの理論に基づいています。塩分も甘味=糖の成分として変化されてしまうからです。 「糖尿病だから塩分控えるよう言われた」という話を聞いた時に、糖分じゃなくて塩分?と不思議に思ったことがあったのですが、なるほど!理解できました^^
※講義中、先生はホワイトボードに書いた胃腸の絵、自分も下手ながらに真似して書いてみた。 おっ、、なかなかうまく書けたんじゃない!?笑