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ズボラな薬膳スパイスアドバイザーが、 インドに行って気が付いたスパイスの魅力をお伝えしてます^^

アーユルヴェーダ的、季節ごとの体に良いこと悪いこと



今日は、季節ごとの体に良いこと悪いことのお話です。

アーユルベーダでは、季節を6つに分類しています。 春、雨季、夏、秋、早い冬、冬となります。昨今、世界的な異常気象も関係してか季節の境目が以前ほどなくなってしまい、秋と早い冬の違いがハッキリとしませんね。(※南半球では季節が逆になりますが、寒いと冬、暑いと夏という理解でお願いします)

※VPKの簡単な説明:ヴァータは乾燥ぎみ、ピッタは消化力が速い、カパは、体が重くなりがち。 アーユルヴェーダ 地球上で生活する多くの生物には、季節に応じて変化があります。

  • 気候や温度変化
  • 植物には発芽、実がなる成長の変化
  • 動物には冬眠や活動期などの体質の変化
  • など ヒトの体内にも同様に変化があります。 季節の変化に合わせて、食事も適切に摂れると、より健康な暮らしができるというのが、アーユルヴェーダの考えです。

    • 春 体が重く、だるくなりやすい 良し:甘味、酸味を摂る 悪し:冷たいものは控えて
    • 雨季 体内が冷えやすい 良し:酸味、塩味を摂る 悪し:-
    • 夏 行動的になりやすい 良し:甘味を多く摂ろう 悪し:辛み、酸味、塩味、冷たいものは控えて
    • 秋~早い冬 消化力があがりやすい 良し:苦味、甘いを多く摂ろう 悪し:辛味、塩味、酸味は控えて
    • 早い冬~冬 体内も冷えて消化力が鈍りがち 良し:塩味、酸味を多く摂ろう 悪し:甘味は控えて

    特に気になるのが、夏と冬。 ん?んん?

    夏に辛い物、冷たい物

    冬に甘い物

    これらNGなんですってー!!!!

    私たち、真逆のことしてませんか。 夏は暑く、体の水分や塩分が対外に出てしまやすくなるため、辛いもの欲します。身体のしくみとしては仕方ないこと。ですが、夏の期間あまり過度にこれらを摂りこむとは夏バテや、秋頃に体の不調も元になってしまいます。

    そして冬、この時期もお菓子メーカの戦略かもしれませんが、甘いものがたくさんでますよね。甘味は、体を重くする機能があるのですが。ただでさえ、体内も冷えて消化が鈍くなる時期、甘味を摂りすぎると消化が追い付かず、蓄積されてしまいます。

    控えることは急には難しいと思うので、良いことを少しづつ取り入れてみては。 季節の変わり目に体調の良い変化を感じるかもしれませんよ^^